Storytelling

写真と言葉たち

2024年11月のブログ記事

  • エンディングのステージ

    夜の新宿副都心の一角には不思議な通路空間がある。 向こう側へ続く広くて長い無機質な通路は、照明でとても明るい。 昼間は運搬トラックなどが荷物をビルに運んでいる通路なのだろうか? しかし、今は利用されることもなく通る人さえまばらだ。 すると、一人の女性が長い通路を抜け出てきた。 きっと彼女は、この場... 続きをみる

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  • 水わだちの精霊

    雨が降って汚れた空気や汚れたアスファルトの泥を洗い流したからなのだろうか?いつもの帰り道の交差点は、車のライトに照らされてなんだか煌びやかな雰囲気が漂っていました。 歩道を渡り終わったあたりに目には見えない何かがある様な気がして、少し立ち止まりファインダーを覗いて、いいところへ車が来た時にシャッタ... 続きをみる

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  • 電脳の集会

    秋葉原の街角に、 夜の帳がゆっくりと降りてきたその一角に、 スマホの灯りを見つめる人たちが集まっている。 顔を上げることなく、指先を滑らせ、 何かを待ち、何かを探し求めるように。 誰もが一様に画面を見つめ、 ガードフェンスに寄りかかる者、 ビルの柱に背を預ける者、 通路の脇に立ち尽くす者。 まるで... 続きをみる

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  • 無の心で電話ボックスのドアガラスに付く沢山の雨粒たち。

    電話ボックスのドアガラスに沢山の雨粒が付いていた。 これを写真で録ったらどうなるのかを試してみた。 あれ?なにか意味がありそうな、なさそうな構図に、これは何だろう? と思うと、そう、いくつかハッキリと分かる確かな事実がありそう。 それは、雨粒の大きさ。 どうもこのガラスに付くには最大の大きさはどう... 続きをみる

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