Storytelling

写真と言葉たち

水わだちの精霊

雨が降って汚れた空気や汚れたアスファルトの泥を洗い流したからなのだろうか?いつもの帰り道の交差点は、車のライトに照らされてなんだか煌びやかな雰囲気が漂っていました。


歩道を渡り終わったあたりに目には見えない何かがある様な気がして、少し立ち止まりファインダーを覗いて、いいところへ車が来た時にシャッターを切ってみました。


確かに白線とか、マンホールの蓋、歩道のラインとか、タクシーの動いている距離感とか、当たり前だけど生々しく現実の一部を切り取っている事は確認でき、改めてタクシーの運転手も歩行者との距離を十分に取った場所を通過していることは確認できる図にはなっていますよね。(・_・D フムフム。


でも、なんだか少し気になるところがあります。それは動いているタクシー。あたり前だけどシャッターは長めだったのでボケてはっきりとは映っていません。(、、、ところで、さすが、ブレ防止機能が利いてアスファルト面がクリアーですねえ。)でも、よく見るとタイヤの動いた後ろの処、に何やらモヤモヤしたものが写っています。何だろう、と思い拡大してみました。それがこれです。


これはシュゴイ!タイアの動いた後に水がはねてこんな模様が出来ていました。


これを科学的に考察すると、まずタイア幅の外側部分が水を左右に飛ばしてその次にタイアの中央部分が水を真上に引っ張って飛ばす、という現象が起きている風です。


本当に一瞬の間にしか現れない現象をハッキリとカメラはとらえていました。
そんな訳で、この現象の事を「水わだち」と勝手に命名しました。


人の目では見えない図をカメラを使えば見える訳で、この図は、神のいたずら、では大げさすぎるので、たぶん、水わだちの精霊が気が付いた人にだけ見せてくれた一瞬の映像なのかも知れませんよ。


最初に感じた煌びやかさの理由が写真を撮ってみて納得です。
しかし、このLUMIX GX7MK2 よく映ります。

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