TORUS

写真と言葉たち

雨上がりの交差点にて

雨上がりの交差点を眺めていたら、
一人の少年が、私の目の前にやってきて、
停めていた自分の自転車に乗るためなのでしょうか、
テキパキと何やら作業をやり始めました。


どうやら傘をしまって、自転車に乗る準備を
始めたようです。

おそらく全ての作業は一つのルーチンになっていて、
何度も同じことをしているのでしょう、
どの動きも非常にスムースでした。


なぜ彼がその様な事をしているのかは全く分かりませんが、
彼は自分でやるべき事を自分でしっかりとやり遂げる事に、
真っすぐに向かって突き進んでいる事は良くわかりました。


間もなく、見ていた私には全く気に留めるでもなく、
彼は私の横をすり抜けてペダルを漕いで去っていきました。

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