TORUS

写真と言葉たち

まるでクレーンや電波発生装置でコントロールされているかのように、 ほぼ真上の太陽から照らされて光っている白い塀に沿って歩いている人たちと、青信号の横断歩道を渡っている人たち。

工事用の白い塀が何故光っているのか?最初は前のビルの反射なのかなあ?と、思っていましたが、よく考えると、真上の太陽の光で塀が照らされているのだな、と分かりました。


あの白い塀は工事用の板を並べてあるので、板が少し歪んだところへほぼ真上の太陽から、いや、多少は斜めでしょうけれど板の並んでいる角度の関係で塀と平行に光が当たっているからなのですが、そんな理由で白い塀が不思議な模様で光っているのですね。


それに、塀に沿っている人影がシルエットで光っている模様が、なんともかわいいですね。拡大してみるとまるで、真上にあるクレーンが人形をコントロールしているみたい、と、妄想しました。


そう、写真は妄想なのです。生前の写真家のナノカ氏の言葉ですが、私もそう思います。


時々なんだか不思議な絵って撮れちゃう事があるのですね。今回はこの塀の不思議な光り方なのですが、だいぶああだこうだと妄想を重ねた結果ようやく実際に見た時の事を思い出して気が付きました。

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