赤いドレスのマネキンの前を、赤い傘の人が通りかかりました。
それがこの写真なのですが、これが久しぶりに撮れた超不思議な写真です。
何と、傘を差している人の下半身が逆向きになって合成写真みたいになっています。
よく見ると、道路の白線はドレスの横に設置してある板を透き通って見えているようで、じゃあ、この板の素材は何?この下半身の人は何処にいる人が写っているのか?全く想像が付きません。
そこで、さっそく後日もう一度ここへ行ってじっくりチェックしてみました。すると成程、物理的理由が解明されました。
実はこのマネキンは四方がガラスで囲まれていて、カメラとマネキンの間に一枚のガラスがあって、そのガラスにこの場所の少し後ろの風景が反射しているのですが、この板の部分以外の場所は光が明るいので、この板の形の部分だけに後ろの反射が見えていたのでした。
そしてこの反射しているガラスは白線の方向と直角なので、まるで、後ろの白線がそのまま板を通して見えているように写っているのでした。
と、まあ、言葉にするとややこしいのですが、ちゃんと物理的には正しい現象なのでした。
ですので、しばらくしたら後ろから来た人は赤い傘の人に続いてここを通り過ぎて行ったはずです。
もちろん、こういう事を想像してこの写真を撮った訳では無く、こんな偶然が起きるのは本当に稀なので、この写真はある意味貴重な一瞬なのかも知れません。
その前に、もう一つ、赤いドレスの前を行く赤い傘、というのも偶然でしたけど、。
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